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国内事例の紹介

株式会社ワコール(以下、ワコール)XBRL汎用仕訳システム(2003年4月全社稼動)

ワコールでは、株式会社日立製作所と株式会社日立ソリューションズ(旧株式会社日立システムアンドサービス)が提供するソリューションを採用し、グループ内に散在している各種業務システムと新規に構築した本社会計システムの連携にXBRL汎用仕訳システムを導入致しました。XBRL汎用仕訳システムはXBRL GLをインターフェースとして異なる業務システム間で会計、財務情報の伝達を自動化するシステムです。
ワコールでは、仕入、販売、給与システムといった業務システムと会計システムが個別に開発、運用されてきたため、システム間のデータの受け渡しに人手が介在し、2重入力や不整合などの問題が発生していました。異なる場所、異なるシステム環境、異なるコード体系で個別に稼動している業務システムはグループ企業や各事業部門合わせて50以上に及んでいました。

こうした中、ワコールは、急激な企業環境の変化に対応する経営体質改善を行うため、業務システム群と会計システムの一体化と、会計・財務情報の統合管理を目的とした会計システムの再構築を行いました。
新会計システムとして日本オラクル株式会社の会計パッケージを導入し、業務システムと新会計システムの間には、XBRLをインターフェースとするXBRL汎用仕訳システムを導入し、自動連携を実現しました。一般的なデータ項目が整備され、変更、拡張が容易なXBRLをインターフェースとすることで、異なるシステム間において柔軟なデータ連携を実現し、また将来のシステムの変更や再構築にも容易に対応できるシステムを構築することができます。
XBRL汎用仕訳システムは、各業務システムからデータを逐次抽出し、データが発生するシステム毎に夫々必要となるコード変換、会計仕訳業務、消費税計算、データ検証等を行いグループ企業内の全ての会計・財務情報を集約、統合します。

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