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XBRL誕生と発展史

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日本における主なできごと-2

2002年7月18日 XBRL International会長のウォルター・ハムシャー氏をお招きして、「第4回XBRL Japanシンポジウム」が日本公認会計士協会で開催され、107名が参加しました。XBRL Japanメンバーの協力による実証実験第一号として東京工業大学理財工学研究センターの「XBRLとXML Webサービスを用いた開放型与信情報サプライチェーン」が紹介されました。
2002年11月11日~15日 XBRL Japanの総力で「第6回XBRL国際会議」(東京)が開催されました。【→前節「世界における主なできごと」を参照】
2003年1月24日 「第5回XBRL Japanシンポジウム」が日本公認会計士協会会館で開催され、奇しくも前回と同じ107名が参加しました。「国税庁の電子申告におけるXBRLの採用」というテーマで、電子申告におけるXBRL形式文書の位置づけと対象範囲および電子申告用タクソノミについて解説が行われました。
2003年7月9日 「第6回XBRL Japanシンポジウム」が日本公認会計士会館で開催され、183名が参加しました。電子申告用のサンプルタクソノミの実演が行なわれました。また、注目の最新情報として、財務報告用タクソノミ・アーキテクチャー(FRTA)の概要、アシュアランスの概要と課題が説明されました。
2004年2月12日 「第8回XBRL Japanシンポジウム」は、国税電子申告・納税システムにおけるXBRLの採用に見られるように、XBRLの一層の普及を背景として、日本経済新聞社主催、XBRL Japan共催、日本公認会計士協会および日本税理士連合会の後援により、日経ホールにて、日経金融新聞「ITソリューションセミナー2004:XBRLの現状と未来~財務情報の新たなるグローバルスタンダード~」という形で開催されました。プログラムは、野村證券・淵田康之氏(基調講演「日本経済の再生とXBRLへの期待」)をはじめ、国税庁・梅田直嗣氏、日本税理士連合会・田中一志氏、日本公認会計士協会・小見山満氏、日本銀行・和田芳明氏、東京三菱銀行・柴田誠氏、東京証券取引所・時田優氏など、各界からご講演いただき、これまでにない充実したものとなりました。参加者数は471名で、XBRLの世界における史上最大の規模となりました。
2005年7月7日 バンコクのランドマークホテルにて、タイで初めてXBRLを紹介するシンポジウムが開催されました。このシンポジウムは、独立行政法人国際協力機構 (JICA)が日本のODAとして実施している「タイ国会計法執行支援」の一環として、タイ国商務省企業開発局とタイ国会計職連盟の共催で行われたものです。シンポジウムは、午前中のセミナー(関係機関、会計士、など約160名が参加)と午後の円卓会議(関係機関から約60名参加)の2部構成で行われました。午前中のセミナーでは、XBRLインターナショナル委員長のカート・ラミン氏、プライスウォーターハウスクーパーズ・シンガポール事務所のシェン・エ・タン氏及びXBRLジャパン副会長渡辺榮一氏が講師を勤め、それぞれ、XBRLの概要、XBRLの導入への戦略、日本での導入事例とXBRLジャパンの組織に関する説明を行いました。また、日立製作所の松下晶子氏によりシステムデモが行われました。午後の円卓会議では、XBRLの組織化をどのように進めるか、どの機関が中心となるべきかについて活発な意見交換がなされました。今回のシンポジウムは、JICA並びに仲介の労をとっていただいた監査法人トーマツの関川公認会計士他、関係者のご理解と支援により実現したものです。
2005年7月20日 XBRL 21.Specificationが、日本工業標準調査会の審議を経て、「JIS X 7206:2005拡張可能な事業報告書言語(XBRL)2.1」として平成17年7月20日付けで制定されました。XBRL Japanからは、三分一信之氏(日立システム)および渡辺榮一氏(TSR)が、(財)日本規格協会のXML適用関連標準化調査研究会委員を務め、JIS 制定のための作業にあたりました。またXBRL Japanは鈴木利光氏(富士通)を委員長とする合計21名から成るチームが翻訳にあたりました。JIS化実現の過程では、JIS文書発行者である(財)日本規格協会とXBRLの版権者XBRL Internationalの間で、XBRL2.1SpecificationをJISとして発行するための合意書が2005年2月25日に日本規格協会で調印されました。



写真左:ルイス・マサーン氏(XBRL インターナショナル・プレジデント)
右:坂倉省吾氏(日本規格協会理事長)

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