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富士通株式会社

社内基幹システムの再構築におけるXBRL/XML技術への取組

富士通株式会社は、受注・手配システムや会計システムなど、社内基幹システムの再構築を進めるに際して、企業活動で発生するデータを一括して記録する仕組みXML大福帳を開発しました。
富士通のほぼすべての受注オーダーを取り扱う、COBOL(6百万ステップ)で構築された「受注・手配システム」と、それに接続される生産活動・調達活動・契約管理・海外オペレーションに関わる、69の関連システムと合計1,279もの連携システムインタフェースを再構築したプロジェクトにおいて、プロジェクトの規模の巨大さ、複雑さもありますが、これらを解決する手段として、XBRLやXML技術をブレークスルーの中核として用いました。
経営者から見た場合、企業内部の情報は企業内の個々のサイロ化されたシステム内部に存在するが自由には使えない状況にあります。また、データの項目も統一されておらず、自在に検索することもできません。この問題を解決するため、企業活動で発生するデータの項目を共通化するための標準テンプレートとしてXBRLを適用しました。同時に明細レベルの事実を追記で網羅的に記録するXML大福帳を開発しました。
社内でのこのような取組の成果を、今後はお客様にも提供し、お客様が抱える内部統制や国際会計基準対応といった経営課題に迅速に対応していきます。

図 XML大福帳の仕組み


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