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XBRLの仕様・規約

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XBRL GLとは

XBRL GLは、勘定科目、会計仕訳、勘定残高などの会計・財務情報を表現するためのXBRLタクソノミです。
XBRL GLはXBRLのタクソノミの一つとして定義され、データ仕様はXBRL仕様に基づいています。事業活動に伴う内部報告データを異なるシステムやアプリケーション間でやり取りするための共通のデータ仕様です。
XBRL GLは、次のようなデータ仕様について標準化しています。

  • 取引に伴う帳簿(仕訳帳、売掛帳、買掛帳、在庫表、勤務表など)の共通表現。
  • 取引表現に必要となる、共通的な構成要素である科目、金額、リソース、事象、関与者、証憑書類などについての共通表現。
  • 試算表、連結計算書の表現及び多様な報告書(有価証券報告書、決算短信、納税申告書など)への対応関係。

XBRL GLの特徴

XBRL 2.1では、複数の要素の集合を表現する一手段としてタプルをXMLスキーマにより定義することができます。XBRL GLのデータ仕様は、主にタプルにより定義されています。

XBRL GLの構成要素

事業報告の基礎となる個別の業務の記録を捕捉するための次の構成要素を提供しています。

  • 会計仕訳
    勘定科目、貸借区分、金額、発生日付及び摘要
  • 組織、関与者
    顧客、取引先、従業員(実行した人、承認した人、記帳した人など)
  • 証憑書類
    文書番号、日付、文書保管場所
  • リソース
    在庫、サービス、固定資産、KPI(Key Performance Index)
  • 他の報告書との対応関係
    財務報告書タクソノミとの対応関係

 

これらにより、単なる帳簿の記録表現だけでなく、事業活動の詳細について標準的なデータ仕様を提供しています。こうした項目を使用して、財務会計の基本データとしてだけでなく、管理会計の基礎データ、財務会計の基礎データとしても利用可能となります。

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